[ひとり言] うまいものと孤食
天気予報通り朝からよく降る
雨
少し前まで桜のトンネルだったここ
新緑燃え~
くしくも今日は友人の事務所のお手伝い日で車移動をしている
土砂降り
突然思い出した
亡くなるひと月前ほど
父が
「今日はなにかうまいものを食べに行こう」
「うまいものって何?」
「わからん、タクシーの運転手さんに聞いてみる」
「ふ~ん」
乗り込んだタクシーの運転手さんが父に質問されて困ったのは言うまでもない。
結局、地元の料理やに行ったのだが
その日もこんな土砂降りだった。
「うまいもの」
うまいものって何だろう、、、
赤酢の鮨
揚げたての天ぷら
稚加栄の明太子
ピエールマルコリーニのチョコレートとマカロン(買収されちゃったけど)
空也の最中
どれもウマイが雨の中車で走っていて思ったのは
「うまいもの」はモノではなくて
「誰かと一緒に食べるからうまいんだ」
ということに思い至る。
父は5年ほど一人暮らしをしており
月一度、私が帰省し、一緒に外食をすることをとても楽しみにしていてくれた。
「うまいものを食べに行こう。お金はいくらかかってもいいから」
それは
今日がきっと最後の外食になることを自分でわかっていたからなんだ。
結局本当に最後の外食になってしまったけど、、、
高齢者の孤食が増えている
自分もそうなるのだろうが
そういう人たちが知らない誰かであっても
一緒にごはんを食べる場所があったら
いいなぁ
ねえ、お父さん
そう思わない?
「お父さんはいいよ」
そんな返事が聞こえてきそうだ。
本日のボクメシ
*何でもいれちゃえカレースープ
冷凍庫の大掃除をした
茄子やきのこ類とお肉
野菜室にいたキャベツと人参とブロッコリーも入れてだしの効いたカレースープにした。
カレーってスゴイね
何でもおいしくしてくれる(笑)
ねえ、パピさん
2日連続で外に出られない不満気な顔
こればかりはおばさんでも無理ーー