「しのぎにしのいでます」 陶芸の装飾技法

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器の表情を作る方法はいろいろあります。
釉薬の色や掛け方で変化をつける方法と表面に細工を施す方法、絵を描く方法もあります。

今回は、表面に細工を施す方法のひとつ、「しのぎ」について。

ヘラなどの工具を使って表面を削ることを言いますが、
漢字では「鎬」と書き、日本刀から由来されています。
作品にしのぎをする場合は、ヘラを使って均等の幅になるように削ります。
すると削った部分の隙間に高さがでます。(写真:白い線の部分)

できるだけ均等な幅で、隙間がくっきり出ると美しい模様が浮かび上がります。
作り手によってはその後、指で隙間の高さを調整したりと様ざまな工夫がされています。
しのぎの器を見るとき、この隙間の高さに注目してみるのもいいですね。

実際にやってみたら・・・難しいものです。まだまだしのぎになりきれず、です。
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